ご寄付のお願い

バードリサーチでは、全国の会員の方のご参加・ご協力を得ながら、鳥の調査や研究に関わる様々な活動を行っています。
いいことやってるね!と思っていただけるよう、これからも、がんばっていきます。

講演要旨集

当日のプログラムは講演要旨集でご確認ください。

表紙写真 クマゲラ Photo by 土屋 尚

各種しめきり

11月末日: 発表希望者・自由集会企画者 参加申し込み
12月 7日: 発表希望者 口頭発表登録スライドショー発表登録
12月 7日: 出店・出展希望者 出店・出展申し込み
12月16日: 聴講者 参加申し込み / 発表希望者 発表ファイル送信

口頭発表

Zoomの画面共有を使って発表してもらいます。質問はZoomのチャットを使用します。
必ずZoom説明書BR版を参加前にお読みください。

通信環境が悪いと、あなたの動きがロボットみたいになったり、途中で発表ができなくなったりします。
インターネットの速度を調べるスピードテストを行い、通信環境が悪い場合は、発表を動画で記録したものを事前に事務局にお送りください。その場合、発表は記録した動画を事務局が配信します。

スライドショー発表

この発表枠では、ポスターの代わりにPowerPointやKeynoteなどのスライドに研究内容や結果を書いたもので発表します。
PowerPointやKeynoteが使えれば簡単に発表できます。音声は使いません。
聴講者が見やすいよう、スライドをコマ送りのスライドショー動画に書き出し、YouTubeにUPします。
質問はYouTubeページ上のコメント欄を使ってディスカッションをするため、発表者も聴講者も、YouTube(Google)アカウントを事前に取得してください。

テーマトークセッション

参加申し込み時に自分が話したいな、聞きたいな、と思うテーマ案を出してください。
それをもとに、開催するテーマを事務局で決定します。円滑に会話が進むよう、各セッションには、リードとパートナーを決めます。当日はこの方たちを中心にディスカッションを進めてください。

参加しようと思うテーマに沿ったコンテンツをお持ちの方はご用意ください。写真やグラフなどを画面共有しながら弾む会話をお楽しみください。

自由集会

テーマトークセッションは、持ちより型の座談会ですが、もっとじっくり話をしたい、演者を呼びたい、というニーズに応えるため、自由集会枠を設けます。
企画者が1~数名の演者を呼び、講演を軸に、質疑やディスカッションをする場です。

企画者が大会への参加を申し込む際に、企画内容を記入してください。時間枠は1時間、または2時間を選ぶことができます。


この大会はZoomを使用します。

好きなルームを選んで、自由に出たり入ったり。

テーマトークセッション、自由集会、休憩室、懇親会では、複数のルームをZoom上に作ります(ブレイクアウトルームというZoomの機能です)。Zoomの画面の下に「ブレイクアウトルーム」というアイコンがあるので、これをクリックしてください。設定されているルームのリストが表示されるので、好きなルームを選んで移動できます。


※正常にブレイクアウトルームを使用するためには、Zoomアプリのバージョンは5.3.2以上が必要です。

Zoom画面にカーソルを移動させて、画面下メニューを表示させます。「ブレイクアウトルーム」をクリックします。

ポップアップウィンドが開くので、リストの中から好きなルームを選んで「参加」をクリックしてください。

Zoomのアップデートをお願いします。

Zoomの安全性については、2020年春の段階で、たくさん指摘されていました。しかし、その後のバージョンアップで改善が図られたようです。セキュリティの向上のため、参加される際は、最新版にアップデートをお願いします。

インストール済みアプリのアップデートの確認は、アプリを起動して画面右上のアカウントアイコンをクリック!そして、プルダウンメニューから「アップデートの確認」をクリックしてください。

しばらく待って、「更新可能!」のウィンドが開いたら、青い「更新」ボタンをクリック!これで最新版にアップデートされます。


Zoomで口頭発表を聞く皆さんへのお願い。

皆さんに快適に発表を聴講していただくために、Zoomの利用マニュアルを作成しました。ダウンロードして、お読みいただいた上で、ご参加ください。

研究成果を守るため、バードリサーチが行うオンライン講演においては、基本的に録画を禁止しています。参加申し込み時に誓約していただきます。

出店・出展ブース

公益財団法人 日本野鳥の会

当会では、野鳥観察に役立つグッズを中心に商品を販売しています。光学機器、図鑑、アウトドアグッズの他、野鳥をモチーフにした雑貨や、自然に配慮した商品など幅広くご紹介しています。

どんすけ

どんすけという名前で、生き物のイラスト作製とグッズの販売を行っています。

 株式会社ティンバーテック

Lotek社の鳥類用小型GPSタグを販売しております。メーカー担当者と連携し、ユーザー様のご要望に沿った製品をご提案いたします。

NPO法人 大阪自然史センター [はくラボ]

自然とのつながりを広げ深める窓口として、グッズの企画制作、出版、通信販売などに取り組んでいます。大阪市立自然史博物館ミュージアムショップを受託運営しています。

レーザー計測システム【極東貿易(株)】

レーザー計測システム”LMS1.0”は、制御PCにレーザー距離計、地図、GPSが連動し、照準した目標物の3次元座標を記録します。

つぐみ(羊毛フェルト作家)

 羊毛フェルトでほぼ実物大のリアルな野鳥などを制作し紹介。そのほか展示・販売のお知らせや制作の様子などもご覧いただけます。本大会開催当日にあわせて新作も発表します。

ティアック(株)/タスカム

野鳥の録音をハイレゾで収録できるICレコーダーのご紹介・販売を行います。野鳥の録音に便利なタイマー録音による実例紹介や、音源をご用意しております。

包み屋 くるみや

ハンドメイドのアクセサリーと布マスクを制作販売。日本の野鳥を中心に並べます。箕輪義隆さんとのコラボ柄あり。話題のシジュウカラ語柄あり。お探しの鳥がきっと見つかる!

Lotek Wireless Inc.

Lotek は、繁殖および渡りの際の鳥の動きを追跡するためのタグを作成しています。最新のテクノロジーについて動画でご紹介します。ご覧ください。

パイフォトニクス株式会社

浜松市との実証実験で開発したLED照明装置(ホロライト)にムクドリが反応することがわかりました。安心安全な光による市街地から郊外への誘導でムクドリとの共存を目指します。

とり雑貨 ことりこ

消しゴムはんこと羊毛フェルト作品を中心に、野鳥モチーフの雑貨を制作、販売しています。

 株式会社 一心助け 

柏の葉キャンパス駅前に飛来してくるムクドリ群との共生をはかるため、ムクドリに実被害のない天敵「オオタカ」の立体視シートを樹木に吊り下げ、他の住処へ移動するようにしました。

買い物でバードリサーチの活動を支援する

 バードリサーチでデザインしたTシャツをモンベルの商品ラインナップに加えていただいています。このTシャツの売り上げの一部は、バードリサーチの活動に寄付されます。

12月19日(土)

検討中です。
まだ、変更する可能性があります。

10:30-10:40 ガイダンス

10:40-12:00 口頭発表1a

4題(1題あたり 12分発表+5分質疑+3分休憩)

12:00-13:00 昼休み

14:00-15:40 口頭発表1b

5題(1題あたり 12分発表+5分質疑+3分休憩)

15:40-15:50 小休憩

15:50-16:50 自由集会 / テーマトークセッション1

16:50-17:00 小休憩

17:00-20:00 懇親会

12月20日(日)

検討中です。
まだ、変更する可能性があります。

10:30-10:40 ガイダンス

10:40-12:00 口頭発表2a

4題(1題あたり 12分発表+5分質疑+3分休憩)

12:00-13:00 昼休み  / 出店・出展者トーク

14:00-15:00 自由集会 / テーマトークセッション2a 

15:00-15:10 小休憩

15:10-16:10 自由集会 / テーマトークセッション2b

16:10-16:30 表彰式

表彰予定

* 口頭発表賞、スライドショー発表賞

JBRAOC2020online Oral session Golden Bird Award,  

JBRAOC2020online Slideshow session Golden Bird Award
両発表枠の発表者全員による相互投票によって決定します。

* 若手口頭発表賞、若手スライドショー発表賞

JBRAOC2020online Oral session Young Bird Award,  

JBRAOC2020online Slideshow session Young Bird Award

参加者全員による投票によって決定します。投票対象は30才以下の発表者による発表のみとします。

投票にはGoogle アカウントが必要です。
得票数は公表しません。

大会運営スタッフ

この大会はボランティアの皆さんのご協力により運営しています。

宣伝・広報担当: ご協力いただいた皆さん
発表申込受付掲載担当: 犬丸瑞枝 竹内江利子 
口頭発表者事前接続テスト担当: 天野孝保 
スライドショー発表ファイル受付掲載担当: 一色竜一郎 植村慎吾
講演要旨集作成担当: 上沖正欣
司会進行: 1a担当 田谷昌仁 1b担当 安田耕治 2a担当 大橋美幸
質問対応: 1a担当 三上かつら 1b担当 高橋雅雄 2a担当 三上修
発表システム検討・構築担当: 植村慎吾 バードリサーチスタッフ一同
企画・サイト作成・出展受付掲載・連絡調整担当: 高木憲太郎

写真提供

このサイトでは、渡辺美郎さん(鳥)、上沖正欣さん(国際学会風景)に写真をご提供いただきました。ありがとうございます。このほか、高木憲太郎(国内学会風景・その他)が撮影した写真と、JIMDOサイト提供の写真(レストラン風景など)を使用しています。

オンライン大会へのご参加、ありがとうございます。

受 付

http://ZoomのURLをここにレイアウト予定

大会の公式ハッシュタグを設定しました!
 TwitterやInstagramでこの大会に関する情報を共有されるとき、#鳥類学大会2020 のハッシュタグを付けて投稿してください(「#」は半角、「#鳥類学大会2020」の前後にスペースを入れる)。ハッシュタグを使った投稿は参加者間の情報交換に役立ち、バードリサーチとしても皆さまのご要望をお聞きすることができます。

口頭発表プログラム

懇親会

 12月19日 17:00~20:00

Zoomのブレイクアウトルームに一定人数ずつ割り振ります。

最初の30分はランダムに割り振られたルームで
自己紹介を交えながらご歓談ください。

その後は、自由にルームを移動して、
友人を見つけて親交を深めたり、
お目当ての研究者を捕まえて質問攻めにしてください。

ご寄付のお願い

バードリサーチでは、全国の会員の方のご参加・ご協力を得ながら、鳥の調査や研究に関わる様々な活動を行っています。
いいことやってるね!と思っていただけるよう、これからも、がんばっていきます。

閲覧の仕方

スライドは、5秒ごとの静止画で構成されています。概要欄に目次がありますので、再生(>)をとめて一時停止(II)状態にして、ページをめくるようにご覧ください。一時停止(II)状態では、キーボードの「←」と「→」のキーで5秒ずつ画面を進行することができます。目次をクリックしたり、画面下部の進行バーでもページの移動は可能です。

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コンテンツを見る

質問と回答の仕方

質問とそれに対する回答は、YouTubeのコメント欄を使用します。コメントを書き込むためにYouTube(Google)のアカウントが必要です。大会参加前にアカウントを取得しておいてください。アカウントは複数持つことができるので、普段使っているアカウントを使用したくない場合は、別アカウントを取得しておいてください。


バードリサーチ鳥類学大会2020 Online

JBRA Ornithological Conference 2020 Online

講演要旨

口頭発表 1a 12月19日 10:40-11:00

コクガンの渡りルート最前線

〇澤祐介(山階鳥類研究所)

国内のコクガンに関する研究者で結成した、コクガン共同調査グループでは、2017年秋期より、北海道別海町野付湾、函館でコクガンの衛星追跡を行ってきた。2017年から2019年にかけて、野付湾では18羽、函館では6羽のコクガンに発信器を装着した。
その結果、秋の渡り時期に野付湾を中継する個体群は、冬季には、朝鮮半島、北海道南部・本州北部の越冬地に渡っていくことが確認された。また、函館で越冬した個体は春の渡りで、オホーツク海、コリマ川を北上し、北極海のノボシビルスク諸島まで渡り、夏を過ごしていること、秋の渡りでは、シベリアおよびカムチャツカ沿岸部を渡り、北海道に戻ってくる渡りルートが明らかになった。

口頭発表 1a 12月19日 11:00-11:20

球磨川河口におけるシギ・チドリ類の動向と人工湿地

○高野茂樹(日本野鳥の会熊本県支部)・逸見泰久(熊大・合津マリンセンター)

八代海の球磨川河口に発達する干潟は、シギ・チドリ類の渡来地である。1985-2015年に球磨川河口および隣接する干拓地(人工湿地)におけるシギ・チドリ類の個体数の年変動・季節変動を調査し、河口干潟及び干拓地の飛来地としての役割を検証した。干拓地でのシギ・チドリ類個体数傾向は、河口での個体数傾向と一致し、干拓地に形成された人工湿地が休息地として機能したためと思われた。飛来数が増加した種は5種、減少した種は7種であった。種の飛来型は7つに分けられ、球磨川河口は、中継地・越冬地として重要であることが示された。

口頭発表 1a 12月19日 11:20-11:40

流跡線解析による鳥の飛行経路推定の検証

○太田佳似(日本気象予報士会)

昨秋の鳥学会で、流跡線解析による迷鳥84例の飛来元推定を報告した。但し迷鳥の経路は実際のロギングは困難で、検証はできなかった。 そこで名古屋大依田研よりご提供頂いた2017年と2018年のオオミズナギドリ巣立ち雛の渡り経路のGPSロガーデータを用いて流跡線解析を検証した。 全31個体中、北緯20度より南下した22個体の解析を行い、少なくとも13個体で流跡線解析との強い相関が得られた。 一方、流跡線解析の予測からずれる要因として、採餌による飛行の中断とダイナミックソアリングの影響が推定された。

口頭発表 1a 12月19日 11:40-12:00

小笠原・伊豆諸島のツバメには南西諸島を渡るツバメとの遺伝的な違いがあるか?

○重原美智子・川上和人(森林総合研究所)・西海功(国立科学博物館)

小笠原・伊豆諸島では、春も秋もツバメが観察されるが、そのツバメたちがどこから飛来し、どこへ行くのかは明確ではない。本州や九州などで繁殖しているツバメの越冬地は、標識調査の結果などからフィリピン、インドネシアなどの東南アジアで、南西諸島を経由するルートで渡りを行っていることが明らかになっている。南西諸島を渡るツバメたちと小笠原、伊豆諸島で観察されるツバメたちの遺伝子には、違いがあるのだろうか。各地域で回収された43羽のツバメの遺伝子解析をおこなった。

口頭発表 1b 12月19日 14:00-14:20

ハイガシラゴウシュウマルハシのヘルパーはどうやって繁殖地位を得るのか 

〇三上かつら(バードリサーチ)・山口典之(長崎大)・Richard A. NOSKE (チャールズダーウィン大)・ 江口和洋(九州大) 

オーストラリアに生息する共同繁殖鳥類、ハイガシラゴウシュウマルハシPomatostomus temporalis rubecula について、ヘルパーの繁殖地位獲得のパターンを調査した。行動データと分子データを用い、性差、血縁、移住ヘルパー間の相互作用に焦点を当てた。ヘルパーが繁殖地位を獲得するため、新しくグループを作る、既存のグループに移住する、または繁殖地位に空きが出るまで出生グループで待つ、という3パターンが見られた。選ばれた選択肢は雌雄で違っていた。これらのパターンと血縁者回避の関係、生活史を絡めて考察する。

口頭発表 1b 12月19日 14:20-14:40

昼行性になった都市河川のカモたち

〇⾦井裕(日本野鳥の会)

カモ類は、一般に夜行性の鳥とされるが、代表的な都市河川である仙川においては、日中に採食するカモ類が多くみられるため、昼間と夜間における行動を比較することにした。調査を行ったのは東京都三鷹市新川から世田谷区成城までの6.6kmで、川幅15m、高さ5mの護岸で囲まれた典型的な都市河川であるが、河床に草地、水域に沈水植物が多い。2019年12月27日に中間と夜間の行動、12月28日には日没の飛立ちの確認を行った。昼間は採食と泳ぎで約8割だったが、夜間は睡眠が約6割であった。日没時の飛立ちは無く睡眠へ移った。

口頭発表 1b 12月19日 14:40-15:00

日本にいる日本にいない鳥:籠抜けによる非在来種鳥類の野外への移出

○西田澄子(バイオ科学技術翻訳)

日本の国内には、在来種や定着した外来種等のいわゆる野鳥以外にも、家禽・レース鳩・愛玩用飼鳥など、様々な鳥が存在する。その中で、外界とほぼ隔離された状態で一生を過ごす愛玩用の飼鳥について、国内に存在する飼鳥の種類と野外に出てしまう(籠抜け)飼鳥の数を把握する目的で本調査を行なった。籠抜けが把握された飼鳥は、オウム目が最も多かった。一方、国内で飼育されていると思われる飼鳥は、種類数としてはスズメ目とタカ目・フクロウ目が非常に多く、多様な非在来種の鳥類が国内で飼育されていることがうかがわれた。

口頭発表 1b 12月19日 15:00-15:20

ひとまずヤンバルクイナを対象とした声紋による自動識別

○森下功啓(熊本高専)

講長時間録音された環境音に含まれる鳴き声から野鳥の種を識別する汎用的なソフトウェアはまだ存在しない。そこで、ひとまずヤンバルクイナを自動的に識別するソフトウェアの開発を行った。畳み込みニューラルネットワークを用いて声紋画像を学習した結果、冬~初夏に収録した15:30~20:30の653時間の音源に対して、尤度0.15を閾値とした場合に256件中16件、尤度0.30を閾値とした場合に0件/89件の偽陽性であった。今後は誤判定しやすい音に対応し、夏季の日中でも通用するか確認したい。

口頭発表 1b 12月19日 15:20-15:40

ロボット聴覚技術に基づく鳥類音声の録音・分析手法の開発

○炭谷晋司(名大)・鈴木麗璽(名大)・松林志保(阪大)有田隆也(名大)・中臺一博(東工大,HRI-JP)・奥乃博(京大,早大)

ロボット聴覚は多くのチャネルを持ったマイクであるマイクアレイを用いて音の到来方向の推定や到来音源の分離を行う技術である。我々はマイクアレイとロボット聴覚オープンソースソフトウェアHARK(HRI-JP Audition for Robots with Kyoto University)で構成される鳥類音声の録音・分析・可視化のためのシステムHARKBirdを開発・試行中である。本発表では、HARKBirdを用いて鳥類がいつどこでどう鳴いたかを定量的に観測する最近の取り組みについて、録音機材の具体例や可視化の方法に注目して報告する。

口頭発表 2a 12月20日 10:40-11:00

長崎県内における都市部と農村部のツバメの繁殖生態とそれに影響する諸要因の比較と雌雄差

〇天野孝保(長大・院・環)・山口典之(長大・院・環)

ツバメは、夏鳥として日本の九州以北に渡来する鳥類で、民家の軒下などに巣を作ることから昔から人間と密接に関係してきた。近年、都市部では宅地化などによる商業施設の増加、泥が付着しにくい防汚加工の外壁材の建造構造の発展など様々な要因により、ツバメの個体数が減少している。本研究では長崎県内の都市部と農村部で300m×300m四方区画内のグリッド35マス分のポリゴンを発生させ、10500㎡の範囲における景観差とビデオカメラによる採餌回数、草地面積など異なる2つの環境が繁殖期のツバメ与える諸要因について比較し評価した。

口頭発表 2a 12月20日 11:00-11:20

サハリンにおける鳥類観察記録

○長谷部真(サロベツエコネットワーク)

2019年7月にサハリン南部のユジノサハリンスク、中部のポロナイスク、ティモフスク、北部のバイカル湾で鳥類観察を行い、ホオジロガモ、コガモ、オオワシ、コミミズク、アカアシシギ、ソリハシシギ、カモメ、ユリカモメ、アジサシ、カラアカモズ・カラフトムシクイ・ムジセッカ・カシラダカ、シマアオジ等を確認した。

口頭発表 2a 12月20日 11:20-11:40

農事暦の違いに起因するサシバの生息地選択の地域差:餌生物を介した影響

〇鬼頭健介(東大・院・農)、藤田剛(東大・院・農)、伊関文隆(希少生物研究会)、宮下直(東大・院・農)

サシバの生息地選択には地域差が見られるが、そのメカニズムはわかっていない。本研究では、地域の農事暦の違いが餌密度を介してサシバの生息地選択に地域差をもたらすという仮説を立て、検証した。九州の里山で調査した結果、田植えが早い地域では水田のカエル密度が高く、本種は水田-森林景観を選好し、田植えが遅い地域ではカエル密度が低く、本種は直翅目昆虫が多く分布する草地-森林景観を選好していた。この地域差を考慮し、本種の広域にわたる生息適地評価は、田植え時期を基準に分割した地域ごとに行うことが有効と考えられた。

口頭発表 2a 12月20日 11:40-12:00

東北地方で繁殖するコノハズクのフンのDNAを用いた食性解析

◯田谷昌仁(東北大学)・細谷淳(鳥類標識協会)

夏鳥として南西諸島以外の日本全国に分布するコノハズクOtus sunia は、多くの都府県で準絶滅危惧種以上に指定されるなど、局所絶滅の恐れが高まっている。しかし、その調査の難しさから基礎的な研究が不足しており、特に食性など保全上重要な項目の解明は急務である。今回、私たちは東北地方南部の繁殖地で行われた標識調査の際に採取されたフンより、DNAメタバーコーディングを用いて食性解析を試みたため、ここに報告する。サンプル数が少なく、食性を網羅することはできないが、コノハズクの生態を理解する上で重要な手がかりとなるだろう。